生活支援体制整備事業とは

子どもから高齢者まで、世代や特徴に関わらず誰もが支え合って生きていける地域共生社会の実現に向け、住民と関係機関などをつなぎ、町内に今ある取り組みや組織などを活かしながら、「お互いさま」と思える暮らしやすい地域をみんなで作るお手伝いをします。生活支援体制整備事業では、例えば以下のような取り組みを進めています。

生活支援コーディネーターの設置
全町域の協議体(第1層)で関係者のネットワーク構築
中学校区の協議体(第2層)への参加・支援
小学校区での住民参加型会議(第3層)「福祉懇談会」の開催
町内会単位での話し合いの場(第4層)の創造
資源マップの作成
地域のつどいの場の立ち上げ・運営支援
地域課題やニーズの把握、関係者との情報共有体制の構築、地域住民等のマッチング

生活支援コーディネーターとは

高齢者を中心に全ての住民の方々が、自分達が暮らしている場所でずっと生活していけるように、その生活を支えるための地域のネットワークや必要な資源を開発することを担う人です。蟹江町には社会福祉協議会に配置されています。

協議体とは

協議体とは、地域で様々な活動を行う住民の方々がメンバーとなり、生活支援コーディネーターと協力して、自分達が暮らす地域の生活課題を共有したり、自分達が今取り組んでいる活動について話をしたり、自分達で無理なく取り組めそうなことをみんなで話し合う取り組みです。蟹江町には現在、蟹江北中学校区と蟹江中学校区にそれぞれ一つずつの協議体と、これらの中学校区の協議体をフォローし、町全域にかかるような大きな課題について話し合う第1層協議体の3つがあります。


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協議体紹介ちらし


生活支援体制整備事業における住民の話し合い

協議体をはじめ、生活支援体制整備事業では、これまで多くの住民間の話し合いを重ねてきました。以下では、例えばどんな話し合いと活動が行われてきたのかを簡単にご紹介します。

●蟹江は水郷のまちを売りにしているのに川沿いにごみのポイ捨てなどが多く、ウォーキングをしているととても目につく。なんとかきれいにできないか。
協議体メンバーで実際に川沿いをあるき、現状を写真に収め、マップに見える化した。それをもとに健康づくりを踏まえてごみ拾いウォークラリーを企画中。
●蟹江町の一部地域には高齢化が進んでいるにもかかわらずスーパーやコンビニといった食品や日用品が購入できる施設が近隣に無い場所がある。今後、さらに高齢化が進むと買い物難民などの移動に支援が必要な人達が必ず出てくる。今のうちに何か手を打てないか。
一般企業と協力し、移動支援のしくみの構築を検討中。